5月の生活表より・・・。

 我が家では子供達が赤ちゃんの頃から、毎日欠かさずにしている事があります。それは寝る前に絵本を読むことです。もちろん、息子と娘それぞれ読みたい本が違いますし、平日は主人が帰宅する前に読む事が多いので、選んだ本をどちらが先に読んでもらうか、もめます。最近ようやく、順番交替で読めるようになりましたが・・・。
 息子が一歳になる頃に断乳しようかなと思い、試しに夜寝る前、絵本の力を借りたところ、お話を聴きながら寝てくれたのです。翌日からはおっぱいの記憶が全くないのか欲しがらず、夜中も良く寝てくれるようになり、寝る前の絵本の読み聞かせが大好きになりました。娘もまだハイハイの頃から絵本に興味を持ち、お兄ちゃんに負けまいと絵本を本棚から選んできては、読んでとお膝に乗ってきました。
 私自身もたくさんの絵本に触れる事の出来る環境で育ててもらったように思います。今でも実家に帰ると、私達兄弟が読んでいた絵本を母が大事に置いてくれています。小さい時に読んだ本を実家で子供達と読む事で、子供と幼少時代を共有出来るようで、とても幸せな気持ちになります。私がすぐに絵本を読んであげられない時には、お兄ちゃんが妹に読んでくれるようにもなりました。
 聖マリア幼稚園の保育の中でも、たくさんの絵本、紙芝居の読み聞かせや素話をして下さっていて、とても嬉しく思います。絵本は小さい時から馴染みがあるものの、息子は入園した頃はよく動き回る子でしたので、素話をちゃんと座って聞くことが出来るのだろうかと心配しておりました。しかし、そんな心配はよそに徐々に長いお話も聞けるようになり、赤組さんの時には「ジャックと豆の木」の素話をしていただいた時に、お話にのめり込んでしまい、大男が出てくる場面で「こわい〜!」と泣いてしまったそうです。
 絵本を通して、言葉を覚えたり、さまざまなものに興味を持ったり、物や人の気持ちを考えるきっかけになっている事だと思います。子供達には出来る限り、読み聞かせを続けてやりたいですし、絵本の持つ力をたくさん吸収してくれると嬉しいです。
 息子は卒園まで一年間、娘は三年間、聖マリア幼稚園で先生方やお友達と楽しく色々な経験をして元気いっぱいに過ごしてくれる事を願っております。
 私もこのようなお役をいただいた事を感謝して皆様の笑顔があふれる一年間になりますよう、頑張りたいと思っております。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。